大分県臨床検査データ標準化事業について | |||
大分県医師会精度管理委員会では、県内の検査精度を高めるための事業に取り組んできた標準化部会脂質班を平成19年に発展的解消、大分県臨床検査データ標準化事業検討委員会を設置し、全国基準の精度管理を行うため、データ標準化事業を県下の医療機関、健診機関、民間衛生検査所等を対象に下記の目的にて、実施いたしております。 |
【目的】 |
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平成20年4月から始まった特定健診・特定保健指導の臨床検査データは、標準化された方法でのデータの提出が求められます。大分県臨床検査データ標準化事業検討委員会では、県下の臨床検査実施施設を対象とし、日本臨床衛生検査技師会作成のガイドラインに沿ってデータ標準化を実施いたします。 |
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【実施方法】 |
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1. |
日本臨床衛生検査技師会策定の臨床検査データ共有化ガイドライン(医学検査2006年11月号掲載)に沿って実施する。 |
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2. |
基幹施設は、日本臨床衛生検査技師会との間でプール血清によるデータ確認を行いながら参加施設とプール血清によるデータ確認を行う(毎月)。 |
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3. |
参加施設が使用するプール血清には、目標値と目標域を付ける。 |
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4. |
参加施設は、定期的にプール血清を測定し目標域内に測定値が入っているかどうかを確認するとともに基幹施設にその結果を報告する。 |
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5. |
基幹施設は、担当参加施設のデータを確認し、必要に応じて助言する。 |
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【参加料】 |
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平成30年度は、無料。 |
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【開始時期】 |
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平成30年7月から開始予定。(毎月、基幹施設へデータ提出) |
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【平成29年度対象項目】 |
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TP、ALB、IP、Ca、T–Bi1、D–Bi1、UN、CRE、UA、TC、TG、LDL–C、HDL-C、AST、ALT、γ-GTP、CK、ALP、LD、AMY、ChE、Na、K、CL、GLU、HbA1c、Fe、Mg、CRP、CBC(血算) |
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【参加条件】 |
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1. |
管理血清(市販又は自家製プール血清)による内部精度管理を一日一回以上実施していること。 |
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2. |
標準法がある項目は、標準化対応試薬を用いているか、もしくは変更可能であること。 |
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3. |
管理血清・プール血清でデータ確認ができる自動分析装置で検査を行っていること。 |
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4. |
配布するプール血清を定期的に測定し日本臨床衛生検査技師会精度管理事業・データ標準化事業システム(JAMTQC)で結果報告できること。データのやりとりはPCメールを原則とする。 |
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5. |
プール血清測定結果に問題があった場合、担当の基幹施設に速やかに相談し、改善のための指導が受けられること。 |
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6. |
測定試薬・機器・標準液など基幹施設が要求する分析に関する情報を提供できること。 |
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7. |
基幹施設指定の方法で測定精密度確認を行うこと。 |
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8. |
プール血清を一時保管できるフリーザーを有すること。 |
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【対象分析装置】 |
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1. |
汎用または専用試薬の自動分析装置を対象。 |
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2. |
ドライケミストリー法装置については精密度が確認できる機種であれば参加可能。 |
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※新規申込機関へは、大分県臨床検査データ標準化事業検討委員会実務委員より、詳細について、ご連絡を差し上げますので、ご承知おき下さい。 |